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Philosophy

代表メッセージ

時代や社会の要請に
応えるために、
変化し続けてきた私たちが
「変えない」もの

ワークスアイディ株式会社
代表取締役社長 池邉 竜一

1999年に設立して以来、ワークスアイディは、四半世紀にわたって、時代の趨勢に合致した「働き方の領域」におけるサービス提供に真正面から向き合ってきました。
直近のパンデミック騒動を通じて、それまで疑われることのなかった「働き方」の常識という壁はもろくも崩れ落ち、その経験はそれ以降の「働き方」に大きな変化を与えるきっかけとなりました。
今日では、オフィスに出社し、上司や同僚と対面で連携して就業時間内に遂行する業務を「どのようにテレワークで実現できるか」と考えることは、一般的な発想となりました。そして、テレワークと出社を織り交ぜながらベストなバランスの働き方を整えていくことは、企業の改善活動の一つにしっかりと定着しました。
他方で、多様化する働き方が一般的になれば、一律のシステム統制の下でこれまでと同様のマネジメントを完結することは、生産性の向上や業務効率の側面から必ずしも得策とは言えなくなりました。

デジタルネイティブ世代といわれる若手社員とそうでないベテラン社員のITリテラシーの格差など、様々な障壁を無視してデジタル化を推し進めれば、新たな弊害を生みかねません。
具体的には、世代間のデジタルテクノロジー許容度を考慮せずにデジタル化を推進したせいで、信頼関係を醸成させるためのコミュニケーションそのものが希薄となり、ベテラン社員が必要に応じて仕事を教える機会を逸して、若手社員の成長機会とやる気を削いでしまったという事例や、対面で会う機会が減った影響により企業理念の共感と浸透がうわべだけにとどまり、結果として社員たちが自分の担う仕事の意味が理解できないまま、仕事にやりがいを見出せず早期離職に繋がってしまった事例などが多く報告されています。また、手軽なコミュニケーションツールを介してオンラインで長時間にわたって繋がり続けることは監視の要素を含み、信頼関係と協調性の欠如を助長して、果てには改善意欲の醸成を阻害します。デジタル化の施策は、推進方法を間違えれば、同じ職場で一緒に働いていた頃に比べ、途方もなく社員のモチベーションを維持することが困難になります。
情報化社会を通じてありとあらゆるヒトとモノが常に繋がり、時間、場所、距離、空間の制約を超越した個人がいつでも情報にアクセスできる状態は、裏を返せば常にお互いを監視しあう世界(ディストピア)となってしまい、デジタル社会の創り出す自由は不自由を内包します。

for Ideal Design

「企業」とは、さまざまな思いをもった人の集合体です。企業側がそれぞれの多様性を認め、安心して働ける環境を提供することができれば、その能力は存分に発揮されます。
一人ひとりが等しくもつ有限の資産、「限られた時間」の中で、立場や役割の違うそれぞれが尊重して協調性をもち、正しくテクノロジーの力を借りて「働く」力を結集できれば、それによって生まれる無限のエネルギーが人的資本経営の活性化に光を灯し、企業を輝かせ続けるでしょう。

「働く」をデザインするアイディアを通じて、人と企業の双方の満足に貢献します。

1999年の創業以来、当社は企業理念の下、人のもつ可能性を信じ、「働き方」の領域における技術の進歩を柔軟に取り入れながら、社会の変化に応じた「働く」をデザインするサービスを提供し、クライアントの課題解決に努めてきました。
創業当時は、独自の適正診断テストを用いて、「適材適所」の観点から企業の課題であった人手不足を解消する解決策として、人材サービスを提供しました。そして、時代が進むにつれ、インターネットやテクノロジーの進化に歩調を合わせるように、企業の課題は「働き手としての人手」から「専門スキルや経験を有する人材の確保」へと高度化していきました。更には、テクノロジーの進化・労働人口不足・株式市場の要請から人の力が最大限に活かせるテクノロジーを用いた「労働生産性の向上」と「人的資本経営の活性化」を同時に実現させることが最重要課題となっています。
当社では、「働くをもっと面白くするデザインカンパニー」を経営ビジョンとして掲げ、社員一人ひとりに定着している「高品質の価値を生み出す働き方」や「自発的に組織風土を変えていこうとする意識」を目の前の成功事例ととらえ、これまで培ってきた独自の「デザイン思考」を基盤に、人材サービスの供給にとどまらず、省人化を実現させるためのDX内製化支援を提供しております。変わりゆく企業の最重要課題に答えるべく、併せて、RPAツール・ノーコードツール・生成AIツールをフル活用した運用支援も用意しました。そして、デジタル経営資源の整備が進み提供可能となったデータサイエンスによるデータ分析・運用・可視化、DX人材育成などのサービスを複合的に組み合わせたデータドリブンコンサルティング、ビジネスプロセスコンサルティング、HRコンサルティングを通じて、企業の課題に伴走し続けます。
当社事業の軸は「人」であり、従業員の心身の健康が最も重要であると考えています。従業員の成長支援、働く環境の整備が可能な相互扶助のチーム体制を保ち、また新たに優秀な人材が集うような、強く・魅力的な組織を志します。
それぞれの企業の経営課題、そして、さまざまな社会課題の解決に、コンサルティング事業を通して寄与しながら、一人一人が「働く」を通して輝きつづける未来社会の実現を目指し、 企業理念、経営ビジョンに基づき、テクノロジーの進化に柔軟かつ迅速に対応し続け「働き方の領域」において必要不可欠な存在になるべく、従業員一丸となって事業に邁進します。

代表取締役社長 池邉 竜一